高知県立大学で「にんげん図書館」に参加します!

にんげん図書館へのお誘い

 誰の人生にも本になるような物語があります。しかし、本では受け入れられても、身近に出会うと知らないことは怖かったり、理解に苦しむことがあります。そこで、いそのさんちでは普段なかなか出会わない社会的マイノリティの立場を持つ人々を⽣きている本に見立てて、直接のやり取りを通して学ぶ「にんげん図書館」をはじめました。読む前と後で気持ちに変化があるかもしれません。年齢を問わず、多様性理解の入口として気軽にご参加ください。

にんげん図書館について

 いそのさんちのにんげん図書館には、精神障がいを経験した本(人)が多く在籍されています。
社会の主流から外れたら生きにくい社会ですが、思いつくだけでもたくさんあるマイノリティ性。きっと誰の人生にも生きづらさの経験があるのではないでしょうか。それは決して隠さねばならないことではなく、互いに分かち合うことで生きる知恵となるはずです。にんげん図書館を通して、他者の人生に関心をもち。自分にも他者にも優しく、生きやすい地域になるのではないかと考えています。

〇マイノリティー性の体験例
障がい、病気、性、いじめ、ひきこもり、事故や事件の加害者や被害者、被災者、ホームレス、虐待、依存症、戦争体験、無戸籍、外国籍、貧困などの経験をしたことのある人

本の読み方と特徴

にんげん図書館は語り手である「本」とその「読者」、本をサポートする「辞書」と運営する「司書」で成り立ちます。読者が読みたい本を選び、個別のブースで対面で本を読む(語りを聞く)スタイルてす。読者は多くても5人くらいで、双方向のやり取りをしながら読むことができます。読むたびに内容が変わる面白さがあり、聞きたいことに焦点を当てた読み方もできるのが、生きた本を読めるにんげん図書館の特徴です。

期待する効果

 読者はいろんな本を読むことで、自分では経験したことのない生き方を知ることができますが、語り手にも効果・効能があると考えています。本になるためには自分の経験を振り返ってまとめたり、他者に聞いてもらうことで新たな気づきを得たり、視野が広がることを期待しています。ただし、マイノリティの経験は時につらい感情と隣り合わせですので、誰でも簡単に語れるものではありません。決して無理する必要はありません。

ご協力

この活動は、高知県立大学社会福祉学部玉利麻紀先生と公益財団法人北海道精神保健推進協会ここリカ・プロダクションにご協力いただいています。

活動実績

令和3年12月 第1回にんげん図書館。砂川市カフェくるみるにて。
令和5年8月 第2回にんげん図書館 砂川市オアシスパーク遊水地管理棟にて
その他、令和4年11月高知県立大学や旭川や札幌で企画されたにんげん図書館に参加。

    令和5年8月20日「第2回いそのさんち にんげん図書館 in 砂川オアシスパーク」無事終了。        ブログやフェイスブックに感想などを掲載していますのでご覧ください

マイノリティーと呼ばれる人生を、生きている本として読んでみませんか?

● 開 催 令和 5 年 8 月 20 日(日) 11:00-15:00
● 会 場 砂川オアシスパーク遊水地管理棟
   砂川市西 5 条南 8 丁目 (駐車場あり) 最寄りのバス停:中央バス「南9丁目」下車 徒歩5分
● 参加費 無料 (募金にご協力ください)
● 申込み 事前予約をお勧めいたします。当日現地でも受付できますがご希望に添えない場合があります。
 予約は、メールにて ①氏名  ②希望する本の番号  ③時間(11時、13時、14時)をご記入ください。
 予約が完了したら「予約完了メール」をお送りします。 【メールアドレス: isonosanchi.home@gmail.com 】
 本の予約状況は、いそのさんちホームページにて確認できます。
● 本の読み方 1冊30分 最初に本が15分程度語ります。その後に質問などやりとりができます。
● 風邪症状のある方、また 37.0 度以上ある方は来館をご遠慮ください。

【主催】 任意団体いそのさんち
【共催】 公財)北海道精神保健推進協会ここリカ・プロダクション、
  ここプロフェロー橋本達志(日本医療大学)、 任意団体空知スラックの会、
  社福)くるみ会地域生活支援センターぽぽろ、アキレス旭川、NPO)新十津川ぴあネットワーク、他有志

令和3年12月 第1回にんげん図書館開催しました。

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